ばすくくらし

バスク人パートナーのパタタとともにスペインはバスクに移住。バスクについていろいろ書きたいと思います。

【スペイン語】魚の骨の話

カイショ―!ももみです。
今日は魚の骨の話!


私のスペイン語の先生はパタタなのですが、いつもとても可哀そうだなぁと生徒ながらに思っています。というのも、スペイン語を理解するためには言語だけではなくってその背景的な・・・文化とかの違いも理解していかないと自然に話せるようにはならないんじゃないかと思って、疑問に思ったことを色々質問してしまっているからです。



これが少々厄介。


例えるならば四歳児。


世の中の色々なことに興味を持ち始め、その全てに説明を求めてくる。


始めの内は微笑ましく思えていたその質問達も、日を重ねるにつれ難易度としつこさが上がっていき、しまいには「なんで~なんで~」と答えようもない質問を繰り出し続けられるようになる。


・・・的な。いや、四歳児なら良いんですよ。是非力の限り答えていきたいと思うし、好奇心を持っていることって大事だからどんどん質問すればいいと思う。親や周りの大人は・・・頑張って!と思います。



これがこと私となると事情が異なる。
良い大人に「どうして座っている(立っている姿勢から座りかけている)と座っている(ずっと座っている)は違うの?」とか言われても、「それはそうだから!」と返したくなっちゃいますよね。
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説明:
スペイン語では、上記の状態をそれぞれ言い分けます。
1.立っている姿勢から座りかけている
→Me siento en una silla.
→Me estoy sentando en una silla.(※ここの二つは全く同じ意味)
2.ずっと座っている
→Estoy sentada en una silla.
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幸いなことにパタタは日本語学習経験者のため、その辺のギャップについては広い心で受け止めて可能な限り説明を試みてくれます。が、あんまり繰り返すとその顔に疲れが浮かんできて本当に気の毒に思います。。


普段から可哀そうなんですが、昨日は特別気の毒だったんです。


その質問がこちら↓


「なんで魚の骨は骨って言わないの?」



スペイン語では骨はHUESOと言いますが、人をはじめとする動物に対して使います。
が、魚は除かれます。魚の骨はESPINASと言います。


これに対し、つい「なんでなんで」と質問攻めしてしまいました。


犬は?鳥は?カメは?クジラは?サメは?


犬はHUESO、鳥もHUESO、カメもクジラもHUESO。
ただしサメはCARTILAGOと言うと言います。
まあこれについてはすぐに理由が判りました。サメは軟骨しか持っていないからです。


しかし魚については未だに理由がボヤっとしています。
とりあえず散々質問攻めにしたので、これで覚えられたとは思います。魚の骨はESPINAS。



それにしても驚いたのは、パタタ以外の皆も普通の骨と魚の骨とサメの骨の区別を同様にしていたこと。私は全部「骨」としか認識していなかったよ。。
基本的な教育が違うとこういうところも変わってくるんですね。



今日ははどんな質問が飛び出るか。
楽しみに勉強しようと思います。


それではアグール


ももみ