ばすくくらし

バスク人パートナーのパタタとともにスペインはバスクに移住。バスクについていろいろ書きたいと思います。

【バスク】大麻事情

カイショ―!ももみです。


今日はパンチのある話題ですが、バスクの大麻事情について!


ヨーロッパでは日本と異なる取り締まりがなされていることは皆さんの知るところ。
じゃあここバスクは?という話をしてみたいと思います。



まず、バスク及びスペインでは現在大麻の「自己使用・所持」は合法であるとされています。(使用場所は家の中とか大麻クラブとかのみ)
じゃあ何が違法かっていうと「苗、葉等の販売」ですね。
大麻の苗を販売すると捕まるよ、でも種なら売っても良いよ~というのがスペインのスタンスです。
あと家の外から見えなければ適量を自分で栽培してもOK。おうちに十分なスペースが無い人は、大麻クラブの会員になってそこでみんなと一緒に育てることも出来るそうです。



ちなみによく大麻の話をすると話題に上るのはオランダですが、オランダでは自分で「使用」するための大麻とかの一定の薬物を「所持」していると違法です。
違法です。
オランダでOKなのは「適正な場所」で「使用」することのみ。
(しかもこれ、「合法」とは書いてない)


・・・まあ結構矛盾してる話ですよね。
オランダもこの件ではもめにもめて今は薬物提供する「コーヒーショップ」も年々減少しています。



話を戻すと、スペインって結構大麻が寛容されている国です。
上記の大麻クラブもこれが合法か違法かについては未だ決着がついていないところではありますが、闇の組織というわけではなく表舞台に出てくる位社会的に許容されています。



そんなわけで、結構いろんなところで大麻の匂いに出くわします。
(煙草と同じくらい不快な匂いがします)


他の国だとちょっと危なそうな路地とかでたまに気が付くくらいでしたが、スペインだとスーパーマーケットの前とかでも普通に出くわす。(でもこれは違法です(><))
家のベランダにいてもどこからか漂ってくることも・・・



こういったモノの取り扱いって難しいところではありますが、どこにも正解は無いのかなぁと思います。
例えば、日本の法律しか知らなかったときは大麻=薬物=絶対悪!でしたが、他の国の法律ではそうじゃないこともあるわけで。もちろん日本の法律だけが正しいってわけじゃないからね。
そして法律で悪!とされていないものが全て害悪の少ないものかというとそういうわけでもないわけで。逆もまたしかり。



大麻に限ったことではないけれど・・・社会のルールを守ることは大切だけど、その社会のルールを疑うことも必要だなあと思うわけです。
自分の頭で考えないとね。


今日は植物の話をしていたので、それ繋がりでこの前公園で撮った木を!

この木はモクレンだとのこと。
白い花が咲くのが楽しみです!


それでは、アグール


ももみ