ばすくくらし

バスク人パートナーのパタタとともにスペインはバスクに移住。バスクについていろいろ書きたいと思います。

【パレハデエチョ】申請概要

こんにちは、ももみです。
昨日申し上げた、日本で得られる情報が笑っちゃうくらい少ない「パレハデエチョ」の申請。
今後同様の申請をしたい人の何らかの助けになることを願い、本記事にて私がバスクで経験した申請について記述します。


ただし、パレハデエチョは自治体によって必要書類・要件等全て異なること、また担当毎の見解も大きく異なるということ、当該記事(本記事及び昨日付け記事)はパレハデエチョの成立を保障するものではないことをご承知おきの上、ご参考にしていただければと思います。
そして、申請の準備をする方には在スペイン日本大使館への事前相談を強くお勧めいたします。現地の情報をよくご存知の担当官が相談に乗ってくれます。
時差があるので電話をかけるタイミングだけ頑張ってください。




さて、前置きが長くなりましたがまず初めに必要とされた書類と申請要件をまとめます。


*******************
【必要書類】
日本人パートナー
1.戸籍※アポスティーユ認証要
2.婚姻要件具備証明書※アポスティーユ認証要
3.1及び2の翻訳(スペイン語公認翻訳士が訳したもの)
4.パスポート


バスク人パートナー
5.FE DE VIDA Y ESTADO(現在の証明※スペインの戸籍的な書類)
6.CERTIFICADO LITERAL NACIMIENTO(出生証明書)
7.10年以上バスクに在住していることの証明書
8.DNI(スペインのIDカード)


【申請要件】
バスク人パートナーが10年以上バスクに在住していること。
(過去の10年以上の在住歴だけで良いのか、申請の日まで継続して在住している必要があるかは未確認。パタタ(ももみパートナー)は申請の日まで継続して在住していた)
日本人パートナーが母国にて婚姻出来る状態であること。
以上。
*******************



上記の書類の中で、日本国内で用意することが出来るのは1.2.及び4.となります。
1.戸籍は本籍を置いている役所にて、2.婚姻要件具備証明書は取得した戸籍を元に法務局で申請し取得することが出来ます。
なお、特に婚姻要件具備証明書は申請日時点で発行から3か月以内のものを提出する必要があるため、スペインへの渡航のタイミングに併せ、なるべくぎりぎりに取得しなければなりません。


また戸籍と婚姻要件具備証明書はそれぞれアポスティーユ認証を取得する必要があります。
***************************************
※アポスティーユ認証とは・・・
簡単に言うと、日本とスペインは仲が良いので、外務省が「これは日本の公的な証明書だよ」と太鼓判を押すことで、スペインの窓口でも公的な文書として取り扱ってもらえるようにするものです。
***************************************


これが無いと、謎の文字で書かれた怪しい書類としてしか扱われないので要注意です。



そして3.翻訳。
私はバスクで翻訳会社に依頼したため、日本の翻訳会社状況を全く把握しておりません。
しかし!とにかく大切なのは、「スペイン政府公認の翻訳士」によって翻訳される必要があるということです。(ウェブサイトをいくつか見ましたが、スペイン語の翻訳を扱っている日本の会社で、公認翻訳士について記載されているものを見つけられませんでした。)
スペインでは公文書の翻訳は公認翻訳士にのみ認められています。
なので、必ず公認の翻訳士がいることを確認の上、翻訳を依頼されてください。



バスク人パートナーの書類については全てバスクで揃えます。


5.と6.は裁判所にて発行されました。
オンライン申請の上、窓口受領(コロナ対策時は郵送)することが出来ます。
5.と6.の書類の内容は同じじゃない?といって勝手に省略して5.のみ提出すると、後日追加で提出するよう指示が来ます。くれぐれも両方揃える様にしてください。(経験者談)


7.はオンラインで取得した証明書を提出しました。




以上、パレハデエチョの申請概要になります。
ちなみに、最初の申請から成立までは5週間程度を要しました。
コロナの影響で手続きの件数が減っていそうなのと、担当の方が超絶良い人だったおかげで早目に手続きが完了したと認識しています。


このパレハデエチョの成立により、私とパタタは無事に登録されたカップルになることが出来ました。合法的にスペインに滞在するためには、居住許可を取得する必要がありますがそれはまた別のお話。。


後日別途記述出来ればと思います。



なお、再三の記載になりますが・・・


パレハデエチョは自治体によって必要書類・要件等全て異なること、また担当毎の見解も大きく異なるということ、当該記事(本記事及び昨日付け記事)はパレハデエチョの成立を保障するものではないことをご承知おきの上、ご参考にしていただければと思います。




それでは、アグール
ももみ